そつぎょーしたいっ！！ ereere

大学プールの補講を任された“新米コーチ”の俺と、距離感ゼロのスク水ギャル・春日（成人）の攻防戦。水面の反射、クロールで上がる滴、近すぎる声色――水場のフェチが抜群に効いていて、一挙手一投足が煽りになる。逃げるコーチ、追う春日、という追走劇が更衣ロッカー前でピークに達し、からかい→挑発→わからせの三段ロケットで一気に加速。
ereereらしいコメディのキレと、体温の高い肌描写がかっちり噛み合っていて、読み味は明るい背徳。真顔で職務に戻ろうとするコーチを、春日の無邪気さ（と小悪魔ムーブ）が何度もレールから外していくテンポが気持ちいい。水しぶき・布地の張り・息づかいのリズム――“水×距離感”の強みをフル活用したプールサイド・ラブコメエッチでした。